❏ クリティカルパス
クリティカルパスとは、対象期間(プロジェクトまたは各バージョン)で最も期日が遅いチケットを起点に、そのチケットに先行するチケット、またそのチケットに先行するチケット、またそのチケットに先行するチケット・・・のように繋いだ際に、最も長くなる経路のことです。
クリティカルパスを辿ることで、プロジェクト全体のスケジュールに影響を与える重要なチケットを把握することが出来ます。
クリティカルパスの表示
Lycheeガントチャートでは、「オプション」のクリティカルパス項目の「表示」にチェックを入れることでガントチャート上にクリティカルパスを表示することできます。
また、「複数クリティカルパスを計算する」をチェックすることで、複数経路のクリティカルパスを表示することが出来ます。
クリティカルパス上のチケットはガントバーの下に赤いバーが表示されます。
また、クリティカルパスの経路は先行・後続の関連線が赤線で示されます。
クリティカルパスの判定
- フィルタに[バージョン]が指定されていない場合
該当プロジェクト内の全チケットから、[期日]が一番遅いチケットがクリティカルパスの起点になります。 - フィルタに[バージョン]が指定されている場合
該当プロジェクト内のチケットから、指定されたバージョン毎に紐づく[期日]が一番遅いチケットが クリティカルパスの起点になります。 - 復数クリティカルパスを計算する場合
先行・後続で関連付けられている一連のチケットを一つのグループとみなし、各グループの[期日]が最遅のチケットを起点にそれぞれのクリティカルパスが計算されます。 先行後続のないチケットはクリティカルパス複数表示の対象外です。
余裕期間の設定
余裕期間とは先行のチケットをクリティカルパスに含めるかどうかの基準日数です。
クリティカルパスは最短でタスクに取り掛かる事を基本とするため、先行・後続が関連付いている場合でも日付として連続していない経路はクリティカルパスとしてみなされませんが、余裕期間を設定することで日付として連続していない場合でもクリティカルパスとみなすようにすることが出来ます。
余裕期間の設定は、各プロジェクトの設定>Lycheeガントチャート>クリティカルパスから行います。
例:先行チケットの終了日と後続チケットの開始日が2日離れている場合。
余裕期間が2日未満に設定されている場合、先行チケットはクリティカルパスとみなされない。
余裕期間が2日以上に設定されている場合、先行チケットがクリティカルパスとみなされる。